応神天皇陵古墳は、古市エリアの中央部に位置する、日本第2位の大きさの前方後円墳。墳丘長は425m、後円部の高さは36mです。墳丘の体積(143万㎥)は国内第1位です。墳丘の周囲に二重の濠と堤をもちます。墳丘や濠からは円筒埴輪や形象埴輪がみつかっています。応神天皇陵古墳には1万8千本以上の円筒埴輪が並べられていたと推定されています。築造時期は5世紀前半です。
誉田丸山古墳は、応神天皇陵古墳の北側の外濠に接して造られた円墳。応神天皇陵古墳の付属墳と考えられまる。墳丘径は50m、高さは7mです。1848年に見つかったとされる金銅製の豪華な馬具は国宝に指定されており、現在、誉田八幡宮が所蔵しています。この馬具は、中国北部から朝鮮半島に広がる地域で造られ、日本に持ち込まれたものです。築造時期は5世紀前半です。
二ツ塚古墳は、応神天皇陵古墳の東側、内側の堤に接して造られた前方後円墳。墳丘長は110m、後円部の高さは9.9mです。応神天皇陵古墳の付属墳と考えられます。墳丘からは円筒埴輪や形象埴輪が出土しています。築造時期は4世紀後半です。
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