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古代日本列島の王たちの墓群


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基本情報

百舌鳥・古市古墳群とは

百舌鳥・古市古墳群は、古墳時代の最盛期(4世紀後半から5世紀後半)にかけて築造された、古代日本列島の王たちの墓群です。古代日本の政治文化の中心地のひとつであり、大陸に向かう航路の出発点であった大阪平野に位置しています。墳丘の長さおよそ500mにおよぶものをはじめとする、世界でも独特な鍵穴型の前方後円墳が多数集まり、これらと多数の中小墳墓が密集して群を形成しています。
※ 百舌鳥・古市古墳群の公式サイトより引用




 基本情報

所在地
大阪府
分類
文化遺産
登録年
2019年
遺産名
Mozu-Furuichi Kofun Group: Mounded Tombs of Ancient Japan
構成資産(各資産の簡易情報はこちら
百舌鳥エリア
  1. 反正天皇陵古墳 (はんぜいてんのうりょうこふん)
  2. 仁徳天皇陵古墳(にんとくてんのうりょうこふん)、茶山古墳(ちゃやまこふん)、大安寺山古墳(だいあんじやまこふん)
  3. 永山古墳(ながやまこふん)
  4. 源右衛門山古墳(げんえもんやまこふん)
  5. 塚廻古墳(つかまわりこふん)
  6. 収塚古墳(おさめづかこふん)
  7. 孫大夫山古墳(まごだゆうやまこふん)
  8. 竜佐山古墳(たつさやまこふん)
  9. 銅亀山古墳(どうがめやまこふん)
  10. 菰山塚古墳(こもやまづかこふん)
  11. 丸保山古墳(まるほやまこふん)
  12. 長塚古墳(ながつかこふん)
  13. 旗塚古墳(はたづかこふん)
  14. 銭塚古墳(ぜにづかこふん)
  15. 履中天皇陵古墳(りちゅうてんのうりょうこふん)
  16. 寺山南山古墳(てらやまみなみやまこふん)
  17. 七観音古墳(しちかんのんこふん)
  18. いたすけ古墳
  19. 善右ヱ門山古墳(ぜんえもんやまこふん)
  20. 御廟山古墳(ごびょうやまこふん)
  21. ニサンザイ古墳

古市エリア
  1. 津堂城山古墳(つどうしろやまこふん)
  2. 仲哀天皇陵古墳(ちゅうあいてんのうりょうこふん)
  3. 鉢塚古墳(はちづかこふん)
  4. 允恭天皇陵古墳(いんぎょうてんのうりょうこふん)
  5. 仲姫命陵古墳(なかつひめのみことりょうこふん)
  6. 鍋塚古墳(なべづかこふん)
  7. 助太山古墳(すけたやまこふん)
  8. 中山塚古墳(なかやまづかこふん)
  9. 八島塚古墳(やしまづかこふん)
  10. 古室山古墳(こむろやまこふん)
  11. 大鳥塚古墳(おおとりづかこふん)
  12. 応神天皇陵古墳(おうじんてんのうりょうこふん)、誉田丸山古墳(こんだまるやまこふん)、二ツ塚古墳(ふたつづかこふん)
  13. 東馬塚古墳(ひがしうまづかこふん)
  14. 栗塚古墳(くりづかこふん)
  15. 東山古墳(ひがしやまこふん)
  16. はざみ山古墳(はざみやまこふん)
  17. 墓山古墳(はかやまこふん)
  18. 野中古墳(のなかこふん)
  19. 向墓山古墳(むこうはかやまこふん)
  20. 西馬塚古墳(にしうまづかこふん)
  21. 浄元寺山古墳(じょうがんじやまこふん)
  22. 青山古墳(あおやまこふん)
  23. 峯ヶ塚古墳(みねがづかこふん)
  24. 白鳥陵古墳(はくちょうりょうこふん)
世界遺産の登録基準(当サイト略称。正式な登録基準はこちら
  • ⅲ) 文化的伝統等
  • ⅳ) 建築・技術の集合体
※ 世界遺産リストに登録されるためには、「世界遺産条約履行のための作業指針」で示されている登録基準のいずれか1つ以上に合致する必要があります。
※ 公益社団法人日本ユネスコ協会連盟のサイトより引用
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 スポットのプチ情報

スポット情報は、百舌鳥・古市古墳群の公式サイトから引用しています。

反正天皇陵古墳

百舌鳥エリアの最も北部に位置する前方後円墳。後円部を北、前方部を南に向けて造られています。墳丘長は148m、高さは前方部で14.8mです。築造時は二重の周濠をもつ古墳でした。外濠からは円筒埴輪、形象埴輪、須恵器などが出土しています。築造時期は5世紀前半です。

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仁徳天皇陵古墳、茶山古墳、大安寺山古墳

仁徳天皇陵古墳は、百舌鳥エリアの中央部に位置する日本最大の巨大前方後円墳。大阪湾からの眺めを意識した場所に造られています。墳丘長は486m、濠を含めた全長は840mです。墳丘の周囲は三重の濠が取り囲んでいます。そんな仁徳天皇陵古墳の中堤が広がった部分に造られた円墳が茶山古墳と大安寺山古墳です。この2つの古墳のように濠にはさまれた堤の上に付属墳として墳丘が造られることはたいへん珍しいものになります。

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永山古墳

仁徳天皇陵古墳の北側、外濠の近くに位置する前方後円墳。仁徳天皇陵古墳の付属墳と考えられています。墳丘長100m、高さは後円部、前方部ともに10.3mです。築造時期は5世紀前半です。

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源右衛門山古墳

仁徳天皇陵古墳の北東側、外濠の近くに位置する円墳です。仁徳天皇陵古墳の付属墳と考えられています。墳丘径は34m、高さは5.4mです。濠からは円筒埴輪などが出土しています。築造時期は5世紀前半です。

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塚廻古墳(国指定史跡)

仁徳天皇陵古墳の東側、外濠の近くに位置する円墳です。仁徳天皇陵古墳の付属墳と考えられています。墳丘径は35m、高さは4.5mです。 発掘調査により、木棺の中から銅鏡、鉄剣、鉄刀のほか、大量の玉類が出土した。特に、ヒスイで作られた長さ5cmの勾玉まがたまは、大型で希少なものである。築造時期は5世紀前半である。

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収塚古墳(国指定史跡)

仁徳天皇陵古墳の南東側、外濠の近くに位置する帆立貝形墳。仁徳天皇陵古墳の付属墳と考えられます。墳丘長は59mに復元されており、後円部の高さは4.2mです。墳丘に造られた平坦面には、小形の円筒埴輪が並べられ、濠からも円筒埴輪や須恵器がみつかっています。築造時期は5世紀前半です。

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孫大夫山古墳

仁徳天皇陵古墳の前方部南側に位置する帆立貝形墳。仁徳天皇陵古墳の付属墳と考えられまる。前方部は墳丘や濠の形が変えられていましたが、発掘調査により、前方部の墳丘と濠が復元されています。墳丘長は65m、後円部の高さは7.7mです。濠からは円筒埴輪や形象埴輪がみつかっています。築造時期は5世紀前半である。

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竜佐山古墳

仁徳天皇陵古墳の前方部南側に位置する帆立貝形墳。仁徳天皇陵古墳の付属墳と考えられます。墳丘長は61m、後円部の高さは8mです。濠からは円筒埴輪がみつかっています。築造時期は5世紀後半です。

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銅亀山古墳

仁徳天皇陵古墳の前方部西側に位置する方墳。仁徳天皇陵古墳の付属墳と考えられます。仁徳天皇陵古墳の周辺に造られた方墳で、唯一現存するものです。墳丘長は26m以上、高さは5.4mです。築造時期は5世紀前半です。

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菰山塚古墳

仁徳天皇陵古墳の後円部西側に位置する古墳で、前方部を南に向けた帆立貝形墳であったと考えられています。墳丘の現存長は33m、高さは4mです。墳丘からは円筒埴輪、形象埴輪がみつかっています。築造時期は5世紀前半です。

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丸保山古墳(国指定史跡)

仁徳天皇陵古墳の後円部西側の外濠に接して造られた帆立貝形墳。仁徳天皇陵古墳の付属墳と考えられます。墳丘長は87m、後円部の高さは9.8mです。帆立貝形墳としては百舌鳥・古市古墳群で最も大きいものになります。墳丘からは円筒埴輪がみつかっています。築造時期は5世紀前半です。

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長塚古墳(国指定史跡)

仁徳天皇陵古墳と御廟山古墳の間に位置する前方後円墳。墳丘長は106.4m、前方部の高さは10.6mです。埋葬施設は竪穴式石室であることが、地中レーダー探査の成果から明らかになっています。墳丘と濠からは円筒埴輪や形象埴輪がみつかっています。築造時期は5世紀後半です。

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旗塚古墳(国指定史跡)

仁徳天皇陵古墳と履中天皇陵古墳の間に位置する帆立貝形墳。墳丘長は57.9m、後円部の高さは3.8mです。小石が敷かれた墳丘の平坦面には、形象埴輪を立て並べていました。円筒埴輪のほか、多種多様な形象埴輪がみつかっています。築造時期は5世紀前半です。

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銭塚古墳(国指定史跡)

仁徳天皇陵古墳と履中天皇陵古墳の間に位置する帆立貝形墳。墳丘長は72m、後円部の現存高は2.3mです。後円部北側では墳丘の平坦面と円筒埴輪列がみつかっています。築造時期は5世紀後半です。

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履中天皇陵古墳(日本第3位の規模)

百舌鳥エリアの南西部に位置する日本第3位の巨大前方後円墳。大阪湾からの眺めを意識した場所に造られています。墳丘長は365m、後円部の高さは27.6mです。築造時は二重の周濠をもつ古墳でした。墳丘からは円筒埴輪、形象埴輪が見つかっています。形象埴輪のうち、矢を収納する靫(ゆぎ)の形をした靫形埴輪は高さ1.4mもある大型のものです。築造時期は5世紀前半です。

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寺山南山古墳(国指定史跡)

履中天皇陵古墳の外濠に接して造られた方墳。濠を共有することから、履中天皇陵古墳の付属墳と考えられます。長方形型の古墳で、長辺(北東-南西方向)が44.8m、短辺(北西-南東方向)が36.3mに復元されています。墳丘に造られた平坦面上には円筒埴輪が並べられ、墳丘上からは、最古級の須恵器がみつかっています。築造時期は5世紀前半です。

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七観音古墳(国指定史跡)

履中天皇陵古墳の後円部北東側、外濠の近くに位置する円墳。履中天皇陵古墳の付属墳と考えられます。墳丘径は32.5m、高さ3.8mです。墳丘からは円筒埴輪がみつかっています。築造時期は5世紀前半です。

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いたすけ古墳(国指定史跡)

百舌鳥エリアの中央部に位置する前方後円墳。墳丘長は146m、後円部の高さは11.4mです。幅が広く、長さの短い前方部の形状が特徴的です。墳丘からは円筒埴輪のほか、形象埴輪がみつかっています。築造時期は5世紀前半です。昭和30年頃には宅地開発による破壊の危機にさらされましたが、市民を中心とした保存運動によって破壊をまぬがれました。この古墳から出土した冑かぶとの埴輪は、堺市の文化財保護のシンボルになっています。

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善右ヱ門山古墳(国指定史跡)

いたすけ古墳の濠に接して造られた方墳。いたすけ古墳の付属墳と考えられます。墳丘長は28mに復元されています。小石が敷かれた平坦面には円筒埴輪が並べられていました。築造時期は5世紀前半です。

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御廟山古墳

百舌鳥エリアの中央部に位置する前方後円墳。墳丘長は203m、後円部の高さは18.3mです。築造時は二重の周濠をもつ古墳でありました。発掘調査の結果、墳丘に造られた平坦面から隙間なく並べられた円筒埴輪が出土しました。造り出しからは、囲形かこいがた埴輪、家形埴輪、魚やザル形の土製品など、多様な遺物が出土しました。築造時期は5世紀前半です。

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ニサンザイ古墳

百舌鳥エリアの南東の端に位置する巨大前方後円墳。墳丘長は約300m、前方部の高さは25.9mです。築造時は二重の周濠をもつ古墳でした。発掘調査の結果、後円部東側の濠の中から墳丘と堤をつなぐ大きな木橋の痕跡が発見されました。墳丘に造られた平坦面から隙間なく並べられた円筒埴輪がみつかりました。造り出しには須恵器の大甕おおがめが見つかっており、濠からは形象埴輪や木製の埴輪も見つかっています。 築造時期は5世紀後半です。

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古市エリア

津堂城山古墳(国指定史跡)

古市エリアの最も北部に位置する前方後円墳。墳丘長は210m、後円部の高さは16.9mです。1912年に後円部から埋葬施設が発見され、竪穴式石室(たてあなしきせきしつ)の中に国内最大級の長持形石棺(ながもちがたせっかん)が納められていました。石室や石棺内からは、銅鏡、鉄製武具・武器、腕輪形石製品、装身具などが出土しています。墳丘は、幅の広い二重の濠と堤に囲まれています。内側の濠の中には島状の高まりが造られており、3体の水鳥形埴輪が置かれていました。築造時期は4世紀後半です。

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仲哀天皇陵古墳

古市エリアの西の端に位置する前方後円墳。墳丘長は245m、後円部の高さは19.5mです。室町時代に城として使われたため、墳丘の上面は一部の形が変えられています。周囲には幅の広い濠が巡り、堤の上にも円筒埴輪が並べられていました。墳丘や濠からは、円筒埴輪、形象埴輪が出土しています。築造時期は諸説があるが、4世紀後半から5世紀後半にあたるものと考えられます。

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鉢塚古墳(国指定史跡)

仲哀天皇陵古墳の北側に位置する前方後円墳。仲哀天皇陵古墳の付属墳と考えられます。墳丘長は60m、後円部の高さは6.5mです。長さに対して、こんもりと高い墳丘が特徴的です。墳丘から円筒埴輪がみつかっています。築造時期は5世紀後半です。

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允恭天皇陵古墳

古市エリアの北東部、台地のはり出した部分に位置する前方後円墳。墳丘長は230m、前方部の高さは23.3mです。築造時は二重の周濠をもつ古墳でした。濠からは円筒埴輪、形象埴輪が出土しています。築造時期は5世紀後半です。

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仲姫命陵古墳

古市エリアの、台地のはり出した最も高い場所に位置する前方後円墳。墳丘長は290m、後円部の高さは26.2mです。墳丘の周りを幅のせまい濠が巡ります。外側の堤は幅が広く、円筒埴輪、形象埴輪がみつかっています。築造時期は4世紀後半です。

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鍋塚古墳(国指定史跡)

仲姫命陵古墳の後円部北東側に位置する方墳。墳丘長は63m、高さは7mです。仲姫命陵古墳の付属墳と考えられます。墳丘からは円筒埴輪、形象埴輪が出土しています。築造時期は5世紀前半です。

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助太山古墳(国指定史跡)

仲姫命陵古墳の南側に位置する方墳です。中山塚古墳、八島塚古墳と並んで造られ、濠を共有している点が大変めずらしいです。墳丘長は36m、高さは6mです。濠から円筒埴輪が出土しています。築造時期は5世紀前半です。

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中山塚古墳

助太山古墳・八島塚古墳と並んで造られた方墳。墳丘長は50m、高さは8.5mです。濠からは円筒埴輪が出土しています。築造時期は5世紀前半です。中山塚古墳と八島塚古墳の間の濠からは、1978年に巨大な木製のそり、「修羅」がみつかった。修羅は、古墳を造る際に石棺などを運ぶために用いたと考えられるもので、大小2基が出土した。大きな修羅は大阪府立近つ飛鳥博物館、小さな修羅は藤井寺市立図書館で展示されています。

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八島塚古墳

助太山古墳・中山塚古墳と並んで造られた方墳。墳丘長は50m、高さは8mです。濠からは円筒埴輪が出土しています。築造時期は5世紀前半です。

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古室山古墳(国指定史跡)

仲姫命陵古墳と応神天皇陵古墳の間に位置する前方後円墳。墳丘長は150m、後円部の高さは15.3mです。墳丘に造られた平坦面には、円筒埴輪が並べられ、形象埴輪も出土しています。築造時期は4世紀後半です。

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大鳥塚古墳(国指定史跡)

仲姫命陵古墳と応神天皇陵古墳の間に位置する前方後円墳。墳丘長は110m、後円部の高さは12.3mです。墳丘は、後円部の高さが高いことが特徴です。墳丘の周囲には、幅の狭い濠が巡ります。墳丘から円筒埴輪、形象埴輪が出土しています。築造時期は5世紀前半です。

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応神天皇陵古墳(日本第2位の規模の国指定史跡)、誉田丸山古墳、二ツ塚古墳

応神天皇陵古墳は、古市エリアの中央部に位置する、日本第2位の大きさの前方後円墳。墳丘長は425m、後円部の高さは36mです。墳丘の体積(143万㎥)は国内第1位です。墳丘の周囲に二重の濠と堤をもちます。墳丘や濠からは円筒埴輪や形象埴輪がみつかっています。応神天皇陵古墳には1万8千本以上の円筒埴輪が並べられていたと推定されています。築造時期は5世紀前半です。
誉田丸山古墳は、応神天皇陵古墳の北側の外濠に接して造られた円墳。応神天皇陵古墳の付属墳と考えられまる。墳丘径は50m、高さは7mです。1848年に見つかったとされる金銅製の豪華な馬具は国宝に指定されており、現在、誉田八幡宮が所蔵しています。この馬具は、中国北部から朝鮮半島に広がる地域で造られ、日本に持ち込まれたものです。築造時期は5世紀前半です。
二ツ塚古墳は、応神天皇陵古墳の東側、内側の堤に接して造られた前方後円墳。墳丘長は110m、後円部の高さは9.9mです。応神天皇陵古墳の付属墳と考えられます。墳丘からは円筒埴輪や形象埴輪が出土しています。築造時期は4世紀後半です。

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東馬塚古墳

応神天皇陵古墳の外側の堤上に造られた方墳。応神天皇陵古墳の付属墳と考えられます。墳丘長は30m、高さは3.5mです。墳丘周辺から円筒埴輪が出土しました。築造時期は5世紀前半です。

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栗塚古墳

応神天皇陵古墳の外側の堤に接して造られた方墳。応神天皇陵古墳の付属墳と考えられます。墳丘長は43m、高さは5mです。墳丘と濠から円筒埴輪、家形の埴輪のほか、多様な形象埴輪が出土しています。築造時期は5世紀前半です。

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東山古墳(国指定史跡)

応神天皇陵古墳の西側、外側の堤に接して造られた方墳。墳丘長は南北54m、東西57m、高さは7mです。応神天皇陵古墳の付属墳と考えられます。墳丘に造られた平坦面から隙間なく並べられた円筒埴輪が見つかっています。築造時期は5世紀前半です。

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はざみ山古墳(国指定史跡)

古市エリアの中央部に位置する前方後円墳。墳丘長は103m、後円部の高さは9.5mです。後円部の頂上には、盗掘された跡(盗掘坑)があり、ここから石棺が発見されたと伝えられています。墳丘から、円筒埴輪、形象埴輪が出土しています。築造時期は5世紀前半です。

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墓山古墳(国指定史跡)

古市エリアのほぼ中央の台地上に位置する前方後円墳。墳丘長は225m、後円部の高さは20.7mです。墳丘からは円筒埴輪のほか、家形、靫ゆぎ形などの形象埴輪が出土しています。形象埴輪のなかでも、盾を持つ人をあらわした埴輪は、人物形の埴輪として最も古いもののひとつです。築造時期は5世紀前半です。

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野中古墳(国指定史跡)

墓山古墳の後円部北側に位置する方墳。墳丘長は37m、高さは5mです。墓山古墳の付属墳と考えられています。1964年の発掘調査で、墳丘の頂上部に木箱が納められていたことがわかり、木箱の中から、11領の鉄製の甲(かぶと)、8鉢(はち)の鉄製の冑(かぶと)、3鉢の革製の冑(かぶと)のほか、刀、剣、鏃(やじり)など多くの鉄製武器が出土しました。また、鉄製品の原料となる鉄鋋(てつてい)や、石臼(いしうす)、石杵(きね)、朝鮮半島で作られた土器も出土しています。築造時期は5世紀後半です。

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向墓山古墳

墓山古墳の後円部東側に位置する方墳。墓山古墳の堤に、墳丘の一部をくい込ませるように造られ、墓山古墳の付属墳と考えらます。墳丘長は68m、高さは10.7mです。墳丘から円筒埴輪、形象埴輪が出土しています。築造時期は5世紀前半です。

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西馬塚古墳

墓山古墳の後円部南東側に位置する方墳。墓山古墳の付属墳と考えられます。墳丘長は45m、高さは9.4mです。円筒埴輪、形象埴輪のほか、須恵器が出土しています。築造時期は5世紀後半です。

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浄元寺山古墳(国指定史跡)

墓山古墳の前方部西側、外側の堤に接して造られた方墳。墓山古墳の付属墳と考えられます。墳丘長は67m、高さは9.7mです。築造時期は5世紀前半です。

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青山古墳(国指定史跡)

墓山古墳の西側に位置する円墳。墳丘径62mの円形の墳丘に造り出しが付き、全体の長さは72m、高さは10mです。墳丘から円筒埴輪、多数の形象埴輪が出土しています。築造時期は5世紀前半です。

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峯ヶ塚古墳(国指定史跡)

古市エリアの南側に位置する前方後円墳。墳丘長は96m、前方部の高さは10mです。築造時は二重の周濠をもつ古墳でした。埋葬施設である後円部の石室には阿蘇産の石材で作った舟形石棺が納められていました。石室の内部からは、銅鏡(どうきょう)、大刀(たち)、鉄鏃(てつぞく)、多量の玉類、馬具のほか豪華な装飾品などの副葬品が出土しました。墳丘や濠からは円筒埴輪、形象埴輪のほか、須恵器が出土しています。

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白鳥陵古墳

古市エリアの南側に位置する前方後円墳。墳丘長は200m、前方部の高さは23.3mです。発掘調査の結果、墳丘に造られた平坦面から隙間なく並べられた円筒埴輪が見つかっています。造り出し付近からは、まつりに使われたと考えられる須恵器が発見されました。築造時期は5世紀後半です。

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